近視進行抑制治療

小児の近視進行抑制点眼薬
「リジュセア®ミニ点眼液 0.025%」

日本初の厚生労働省承認薬として、
お子様の大切な目を近視の進行から守ります。

国内初・厚生労働省 製造販売承認取得(2024年)
リジュセア®ミニ点眼液 0.025%
リジュセア®ミニ点眼液 0.025%
0.3mL × 30本入り(1回使い切りタイプ)
日本の子供たちの近視有病率
80% 60% 40% 20% 0%
約38%
小学生
約61%
中学生
約71%
高校生
出典:文部科学省 学校保健統計調査(令和4年)

子どもの近視は今、深刻な問題になっています

デジタルデバイスの普及や屋外活動の減少により、日本の子どもたちの近視は年々増加しています。 学校生活の中でも、黒板が見えにくい、目が疲れやすい、眼鏡の度数が短期間で進むなど、 近視の進行が日常生活へ影響する場面が少なくありません。文部科学省の学校保健統計調査でも、 近視の割合は学年が上がるにつれて増加することが示されており、 早い時期から適切に経過をみていくことが重要です。

近視は「見えにくい」だけの問題ではありません

子どもの近視の多くは、眼球が前後に伸びる(眼軸長が伸びる)ことで、 ピントが網膜より手前に合ってしまう「軸性近視」です。 そのため、単に眼鏡で見えるようにするだけでなく、 将来的な進行そのものに目を向けることが大切です。眼軸長は、いったん伸びてしまうと元に戻すことができません。 成長期に近視が進行すると、成人後に強度近視へつながる可能性があり、 将来の眼の健康に長く影響することがあります。

正視眼と軸性近視の違いを示す図
⚠ 近視が進行して強度近視になると、 成人後に緑内障・網膜剥離・黄斑変性などの重い眼疾患のリスクが高まることが知られています。 だからこそ、子どもの時期から近視の進行を丁寧にみていくことが重要です。

強度近視になると…将来の眼疾患リスク(オッズ比)

近視が強くなるほど、将来の眼疾患リスクは高くなることが知られています。 特に強度近視では、見えにくさだけでなく、成人後の眼の病気にも注意が必要です。

強度近視に関連する主要な眼合併症リスク
低い 高い
網膜剥離
強度近視( < −6 D )
21.6
[10.3, 45.4]
今回の3項目の中で最も高いリスク比です。
引用文献 [1]
黄斑症
久山町スタディ/眼軸長増加 1mm毎
2.94
[2.19, 3.95]
眼軸長が伸びるほど黄斑部病変のリスク上昇が示されています。
引用文献 [11]
緑内障
多治見スタディ/中等度近視( −3.0D超 )
2.60
[1.56, 4.35]
中等度近視でも緑内障リスク増加との報告があります。
引用文献 [10]
オッズ比(Odds Ratio:OR)とは、ある要因がある場合とない場合で、 病気が発生する確率の差を比較する統計指標です。
引用文献: [1] Haarman AE. et al.: Lancet. 2020; 395(10217):34-42. [10] Suzuki Y. et al.: Ophthalmology, 113, 1613-1621 (2006) [11] Hada E. et al.: JAMA Ophthalmology, 138, 887-894 (2020)

リジュセア®ミニ点眼液 0.025%とは

リジュセア®ミニ点眼液は、日本で初めて 「近視の進行抑制」を効能・効果として厚生労働省から製造販売承認を取得した点眼薬です。有効成分はアトロピン硫酸塩水和物(0.025%)で、 小児の近視進行抑制を目的として長期使用を考慮した設計がなされています。

1

日本初の近視進行抑制承認薬

国内臨床試験で有効性・安全性が確認され、厚生労働省の承認を取得した国内初の近視進行抑制薬です。

2

最適な濃度設計(0.025%)

効果と副作用のバランスを重視し、日常生活への影響を抑えながら治療継続しやすい濃度が選ばれています。

3

防腐剤フリー・1回使い切り

防腐剤を含まない1回使い切り容器を採用し、長期使用に配慮した衛生的な製剤設計となっています。

なぜ0.025%なのか?有効性と安全性のバランス

アトロピン点眼薬は濃度が高いほど近視進行抑制効果は強くなる一方で、 まぶしさや手元の見えづらさなどの副作用も出やすくなります。 その中で、0.025%は有効性と安全性のバランスがとれた濃度として位置づけられています。

効果マイルド 副作用少
効果強 副作用強 ↑
0.01%
0.025% (リジュセア)
1.0%
抑制効果 × 安全性

有効性のエビデンス(国内第Ⅲ相臨床試験)

国内第Ⅲ相臨床試験では、5歳〜15歳を対象に2年間(24ヵ月)毎日1回就寝前点眼を行い、 プラセボ群と比較して有意な近視進行抑制効果が確認されました。

屈折度数の進行抑制
39%
プラセボ群と比較して
眼軸長の伸び抑制
32%
プラセボ群と比較して
屈折度数の変化グラフ
図1:屈折度数の変化(24ヵ月) アトロピン0.025%群 vs プラセボ群
出典:国内第Ⅲ相試験(JapicCTI-194783)
眼軸長の変化グラフ
図2:眼軸長の変化(24ヵ月) アトロピン0.025%群 vs プラセボ群
出典:国内第Ⅲ相試験(JapicCTI-194783)
※ 上記は国内臨床試験(24ヵ月)の結果です。すべてのお子様に同等の効果が保証されるものではありません。

治療中止後のリバウンドについて

「治療をやめると近視が急に進むのではないか」と心配される保護者の方も少なくありません。 0.025%アトロピン点眼薬の中止後について、LAMP試験のデータをもとに説明します。

  • LAMP試験では、2年間の治療後に6ヵ月間の中止期間を設けて近視の進行を観察しました。
  • 0.025%群では、中止後にやや加速する傾向はみられましたが、高濃度群に比べると軽微でした。
  • 中止後に一時的な進行はあっても、累積ではプラセボ群より進行量は少なく、治療の恩恵がみられました。
治療中止後の近視進行グラフ
出典:参天製薬株式会社「リジュセア®ミニ点眼液0.025% 医薬品インタビューフォーム(第1版、2025年4月)」より抜粋引用
⚠ 自己判断で点眼を中断すると、リバウンドにより近視が急速に進む可能性があります。 中止・変更は必ず医師にご相談ください。

安全性プロファイルと副作用のマネジメント

羞明(まぶしさ)

約5%以上の方にみられます。瞳孔がわずかに広がる作用によるもので、サングラスや帽子で対策できることがあります。

👁

霧視・調節障害

手元にピントが合わせづらくなることがありますが、就寝前点眼のため、翌朝には落ち着くことが多いです。

全身への安全性

全身への重篤な副作用は報告されていません。局所的な副作用も多くは可逆的で、軽度にとどまります。

副作用が強い場合や、気になる症状が続く場合は、自己判断せず必ず受診してください。

正しい使用方法:効果を最大化するための4ステップ

  • STEP 1

    開封と廃棄

    最初の1〜2滴は捨ててください。容器の開封時に破片が混入するのを防ぐためです。

  • STEP 2

    点眼(就寝前)

    1日1回、就寝前に1滴点眼してください。毎日なるべく同じ時間帯に続けることが大切です。

  • STEP 3

    目頭を圧迫

    点眼後、目頭(涙嚢部)を1〜5分ほど軽く押さえてください。全身への吸収を抑える目的があります。

  • STEP 4

    残液を廃棄

    防腐剤フリーのため1回使い切りです。残った点眼液は翌日に使用せず廃棄してください。

コンタクトレンズを使用している場合は、必ずレンズを外した後に点眼してください。
リジュセア®ミニ点眼液の対象となるお子さま
・近視が進んできているお子さま
・小学生〜中学生のお子さま
・眼鏡の度数が毎年進んでいる場合
・将来の強度近視を予防したい場合
使用時の注意点
  • 毎日1回、就寝前に点眼します
  • 自己判断で中断しないでください
  • 効果には個人差があります
  • 定期的な診察が必要です
費用
リジュセアミニ
1箱30本入
3,850円
検査料 1,100円
よくある質問
Q. 何歳から使用できますか?
一般的には小学生頃から使用されることが多いです。
Q. 近視は治りますか?
近視を治す治療ではなく、進行を抑える治療です。
Q. 副作用はありますか?
低濃度のため副作用は少ないとされていますが、まぶしさなどが出る場合があります。