『近視の矯正』+『進行スピード抑制』ができるソフトコンタクトレンズ。低濃度アトロピン点眼やオルソケラトロジーと並ぶ選択肢です。
8〜12歳からはじめやすい日中装用の1dayレンズです。
中心部で視力を矯正しつつ、周辺網膜に近視性デフォーカスを提示する「デュアルフォーカス設計」により、
近視の進行と眼軸伸長を抑制することが、海外の長期臨床試験で示されています。
中心部で屈折誤差を矯正しつつ、周辺部に近視性デフォーカスを常時付与する同心円リング設計です。 周辺網膜に「近くにピントが合っている」シグナルを与えることで、眼軸伸長を促す刺激を弱めることを狙っています。
・メーカー 添付文書 / 適正使用資料(仕様・適応・安全性)
・MiSight 1 day Product Guide(小児近視進行抑制用ソフトコンタクトレンズ パンフレット)
・Chamberlain P, et al. A 3-Year Randomized Clinical Trial of MiSight® Lenses for Myopia Control. Optom Vis Sci. 2019;96(8):556–567.
・Tideman JW, et al. Association of Axial Length With Risk of Uncorrectable Visual Impairment for Europeans With Myopia. JAMA Ophthalmol. 2016;134(12):1355–1363.
*1 Woods, J., et al. (2021). Ophthalmic and Physiological Optics, 41(5), 523–531.
3年間RCT/OVS/NIH/CooperVision/PubMed
*2025年8月19日 国内承認取得。2026年発売準備中。
日本メーカーによるEDOF(Extended Depth of Focus)設計の1dayレンズです。
高次球面収差プロファイルを選択的に制御することで焦点深度を拡張し、
視機能の自然さ(コントラスト・ハロー)と、近視抑制シグナルの両立を目指したコンセプトです。
国内では主に老視用として承認されており、小児近視進行抑制用としては適応外です。
EDOF(Extended Depth of Focus)は、単一の多焦点加法ではなく、 収差プロファイルを利用して焦点深度を拡張する設計です。 MiSightの「同心リング(Dual-Focus)」とは異なり、コントラスト・ハローといった 主観的な見え方の自然さと、近視抑制シグナルの両立を意図しています。
12か月RCT(インド:SEED–LVPEI, 7–15歳)において、
・屈折進行 −0.28D(約59%抑制)
・眼軸伸長 0.11mm(約49%抑制)
出典: BJO 2024
重大な有害事象は認められず、平均装用時間は約12時間/日でした。 日本国内RCT(jRCT2032220242)は、2年間の並行群比較+1年追跡で進行中(組入完了・評価継続中)です。
海外データに基づく小児近視抑制用 1dayソフトコンタクトレンズ
以下は、海外で使用されている/研究されている小児近視進行抑制用1日使い捨てソフトコンタクトレンズです。 いずれも日本国内では承認・販売状況が異なる(日本未承認・導入の動きなし等)製品であり、 海外の臨床データを中心に整理しています。
ACUVUE® Abiliti™ 1-Day RingBoost設計
Johnson & Johnson社(海外)
*日本国内では承認取得・導入に向けた公式な動きは報告されていません
シリコーンハイドロゲル 素材。ACUVUE OASYS 1-Day系の快適性をベースに、 RingBoost(非同軸リング)光学で近視抑制シグナルの最適化を図った設計です。
※長期(2年以上)の無作為化比較試験は進行中とされており、抑制率や安全性データは今後アップデートされる可能性があります。
参照: Myopia Profile / J&J Vision Pro
Menicon Bloom Day™ EDOF(Neurofocus)
Menicon社(海外プログラム)
*欧州などで展開中のプログラム/日本国内での導入・承認の動きは公表されていません
プログラムの一環として提供される、 EDOF系独自光学(Neurofocus Optics)を採用した 1日使い捨てソフトコンタクトレンズです。
※抑制率は試験デザイン・対照群・追跡期間により変動するため、単純比較には注意が必要です。独立した第三者による長期検証は今後の課題とされています。
参照: Menicon公式リリース
※本セクションは、いずれも海外での臨床試験・メーカー公表資料に基づく概要です。 日本国内での承認状況・適応・添付文書とは異なります。実臨床での利用可否・位置づけは、 各国の規制・ガイドラインおよび最新情報をご確認ください。